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2012.06.30 コレクション その4 虎鞭
何度か続けた私の漢方のコレクション

前回の鞭シリーズの続編のような感じになってしまいますが、
海狗鞭、鹿鞭のようにまだ手に入るものではありません

カメの剥製のように現在はワシントン条約で輸入は不可能となっているだけではなく
中国本土でも手に入れることは難しい物になります
ワシントン条約前に国内に入っていた物のみ取引が可能となっているので、

入手難度はかなり高いです

虎鞭(こべん)

虎鞭 こべん 虎のペニス

虎の鞭(陰茎)です
海狗鞭(オットセイ)、鹿鞭(シカ)と同様強壮薬に使われています
虎の固体自体が少ないため希少価値の高い生薬になります

一般的には乾燥させグルグル巻いた状態で保管されるのですが、
カビ防止、ディスプレイ用としてエタノール漬けしてあります

私の手に入った経緯ですが、
輸入なんて出来るわけもないですし、一般の個人の方が持っていることは極少ないでしょうし、
持っていたとしてもそう易々と手放してはくれません
持っている可能性があるとすれば漢方薬屋さんでしょうが、
その漢方薬屋としても虎鞭は家宝のような物ですから簡単には譲ってくれません
生薬問屋や製薬会社も持ってそうですが恐らく譲ってくれることはないでしょう

ではどうして手に入れたかと言いますと、結果的には漢方薬屋さんから頂きました

漢方薬屋としては家宝のような物ですが、
廃業してしまえばディスプレイに持っててもあまり価値はありません
そこでこういった類の物が好きな私に声がかかりました

とても嬉しくありがたいお話ですが、
同時に同業者が減っていくのを目の当たりにする寂しさもあります


虎鞭 こべん 虎の陰茎

とても貴重な虎鞭ですが、私は3本所有しています(。-∀-)ニヒ♪
エタノールに浸けてあるので利用価値はないですが、私の自慢のコレクションです


ちなみに、
虎の骨も関節痛の優秀な痛み止めとして使われていましたが、
絶滅の可能性が出てきたため現在は取引が出来なくなっています

コレクション その1
コレクション その2
コレクション その3
コレクション その4
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2012.03.20 コレクション その3
前回前々回に引き続いての私の漢方コレクション

今回は手には入るけど、手に入れるには少し勇気の要る物

海狗鞭

海狗鞭(ウィスキー漬け)

海狗腎(かいくじん)や海狗鞭(かいくべん)と呼ばれています
海狗というのは所謂オットセイです

腎というのは東洋医学的に言うと生命エネルギーが宿る場所
鞭というのは・・・ムチであります

生命エネルギーが宿ったムチと言えば、そう、オスの生殖器です

オットセイは一夫多妻制の動物で、オスは精力が無いと子孫を残せません
そのパワフルな精力をあやかるということで漢方生薬として使われています


鹿鞭

鹿鞭(ろくべん)

シカのムチです

改めて説明は要らないと思いますが、オス鹿の生殖器になります

鹿は昔から滋養強壮の生薬として幅広く使われています
例えば、柔らかい角の鹿茸(ろくじょう)なんかが有名ですが、
硬い角の鹿角(ろっかく)、足の鹿筋、尻尾の鹿尾など色々あります

鹿鞭

よく見ると毛が生えています(;・Д・)


この二つの鞭に犬の生殖器である広狗鞭(こうくべん)が加わり、
他も色々入ると至宝三鞭丸という漢方薬になります

お酒に漬けると至宝三鞭酒です
お土産などでしばしば見かけるお酒です

ムチ関係では他に、羊鞭、牛鞭、蛇鞭、驢鞭(ロバ)などがあります
どれも強壮薬として使われています

昔の人は医食同源の考えを元に、
動物の心臓を食べたら心臓に効き、動物の肝臓を食べたら肝臓に効くと言って食べてきました
魚の目食べたら目が良くなるというのも医食同源の考え方ですね

鞭を食べたら・・・


次回は私が手に入れたコレクションでもかなりレアな生薬の話です


コレクション その1
コレクション その2
コレクション その3
コレクション その4
2012.02.18 コレクション その2
前回(コレクション その1)に引き続き私のコレクションのお話

コレクションと言っても自分で買い集めた物ではなくて、
人から譲って貰った物ばかりです
というか、高価な物もあるので自分で買い集められるような物ではないです

まずは、漢方薬と言えばコレ

高麗人参 標本

高麗人参

アルコールに浸けてあります
(一番右は葉、花付き)

虚弱体質や病気後、冷え性なんかで飲んでる人も多いです
韓国や中国のお土産で貰うことも多々ありますので一般的な生薬になります

漢方薬で使われる物は乾燥した物を使いますが、
薬膳料理などで使う場合は、このような生の人参を使います
生の人参でこのサイズだと1本だいたい5000円~10000円ぐらいでしょうか


続きましては

蛇 標本

ヘビ(標本)

なにぶんグロいので写真はボカしてあります
(現物が見たい方は当店にお越し下さいませ)
たぶんマムシではないかと・・・
一般的にヘビを漢方で使う場合は粉末にして飲んだり、
姿そのままをお酒に浸けたりします
滋養強壮、精力剤目的で使われているのでご存知の方も多くおられます


続きましては

ワニ 剥製

子ワニ(剥製)

ワニの種類はわかりません
お客様に「漢方で使うの?」と聞かれますが、漢方では使いません
「じゃあなんであるの?」って言われてます(´∀`*)ケラケラ
亀や高麗人参と一緒に貰って来ました


なんていうのかな?
使えないけど、話のネタになる物が好きなんです…(*´д`)ハイ …

ちなみに
ゴウカイ(ごうかい)と呼ばれるオオヤモリ(トカゲの一種、爬虫類)は漢方薬でも使います

蛤蚧 生薬

オス、メスつがいじゃないと効果が無いと言われて一対で販売されています
炙って焼いて使うんですけどこれが臭いんですよ

コレクション その1
コレクション その2
コレクション その3
コレクション その4
2012.01.21 コレクション その1
一応漢方薬屋さんということで珍しい生薬や薬なんかがあればコレクションしています

現在持っているのはレイヨウの角や鹿の角などで比較的小さいサイズの物など
羚羊角 鹿茸 海馬

左から
レイヨウの角(羚羊角)、鹿の角(鹿茸)、タツノオトシゴ(海馬)
中国へ行った際にちょこちょこと買い集めました

自慢出来る物としては横幅50cm程の霊芝があります
特大 霊芝
テーブルは50cm×35cm

霊芝は店をオープンした際にお祝いとして友人兼メーカーさんから頂きました
これぐらい大きいサイズの霊芝は非常に珍しく
一般の市場に出回ることはまずありません


最近新たに加わった物として

ウミガメ(タイマイ?)60cmほど
タイマイ? 剥製
タイマイ? 剥製
テーブルは50cm×35cm

これまでのコレクションに無かった大物で喜んでいたら・・・

続けてまた頂きました

ウミガメ(アオウミガメ?) 80cmほど
ウミガメ 剥製
ウミガメ 剥製
テーブルは50cm×35cmのを2つ横に並べています


デカッ!!

貰ったものの置くとこない(;^□^)
近いうちにちゃんと壁に掛けようと思います

これらのウミガメの剥製は現在ワシントン条約により輸出入することは出来ません
ワシントン条約以前に現存してる物は国内での流通は問題ないようですが、
今後輸入されない物なので新しい物の入手は出来ません


亀は縁起物ですので当店で大事にしていこうと思っています

ウミガメ以外にも色々頂きました
今回のウミガメ以上にレアな物も・・・
それはいずれまた記事にします

コレクション その1
コレクション その2
コレクション その3
コレクション その4
2010.07.01 紫根 漢方
テレビの影響で話題の「紫根」(シコン)

しみが消えるとのことで今尚来店されます

放送直後の数日で入荷予定の数の予約が埋まりました
当店はまだ対応が早かったようなので、他の漢方薬屋さんよりは数多く入荷出来ていたようです

早い方はインターネットで購入出来たようですが、ネットの方も放送後には完売続出でした
どこで聞いても手に入らない、10件のお店に問い合わせしてもダメだったと言われるお客様もおられました

価格も放送後に値上がりし、当初500g2000円程だったものが、
現在では500g8000円100g2000円で販売をしているお店もあるようです

実際、仕入れ値は上昇しましたが、そんな高騰するほどは値上がりしていません

需要に合わせて価格が上昇するのはわかりますが、
8000円とか、100g2000円とか、さすがにやり過ぎなところがあると思います

販売価格は500g3000円~4000円ぐらいが妥当なところだと思われます

ちなみに当店、大元気堂は500g3000円で販売させていただきました
(たまにはちゃんと自店の宣伝をしておかないと)

現在「紫根」は入荷が出来ない状態で、輸入待ちとなっています
当店に入荷出来るのは8月頃だと思われます(早ければ7月末)

当店では8月でもかまわないと言われるお客様の予約を聞いている状況です
「紫根」は当店に常時在庫する予定はないので、もしご入用の方は予約していただければ幸いです

代引き手数料と送料をお支払いいただければ配送販売も予定しております

まぁ、恐らく8月頃には適正価格になっていると思われるので、配送販売で購入しなくても
近くの漢方薬屋さんで購入していただければ良いと思いますけど(´∀`*)ケラケラ


ぶっちゃけすぎたかな?
同業者さん達からの視線が怖い((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


追加記事 紫根 その後


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